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国際人の前に...

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実のところ、今回はかなりテーマに困りました。
1つには、私の中で訴えたいことがグルグル回ってしまっているうちに、自分が何を訴えたいのか、何をしたいのかが分からなかくなってしまったからです。

そのような状態のことを、コピーライターの川崎徹さんが以前、「1年の最初に行う言葉の仕込みの量が足りないと、それが例えば、[おはよう]だった場合、最後の[おはよう]を11月25日に使ってしまったとしたら、残りの約1か月は[おはよう]の代わりに、身振り手振りで[おはよう]の代わりをして過ごさなければならない」と書いていたように思います 。

そのような状況の中、つい最近、同じようなシーンに何度となく出くわし、とても不快を感じるとともに寂しく感じることがありました。

この頃、海外で日本人は不躾に映るという評判が出始ているそうです。
私自身、これらのシーンに連続して遭遇しなければ、この評判に対して、「いえいえ、これは日本人の奥ゆかしさが、そう海外に移っているだけですから」と思っていたと思うのですが、この件を通じて、今、日本が抱えているリスクは、グローバル化以前にあるのではないかと思うようになったのです。


[シーン①]
「俺、英語を使って仕事をやっていきたいんで、結構、街中で見かける外国人(ここでいう外国人は、白人を指します)に声かけるんですよ、ヘイ・ユー・ウエルカム・トゥー・ジャパン!ってコテコテの日本語英語で。なんじゃ、こいつみたいな反応有るんですけど、その後も相手の反応お構いなしにまくしたてるんですよ。ダメっすかねぇ、これって...」
あの...、私は何を言えばいいんでしょうか。 TOEIC920点、取っている人が意味不明です...。 確かに日本で英語を勉強するためには、日本にいる外国人に話しかけることは勉強になるからいいとは言われていますが、これは推奨されているやり方とは違うと思うのは私だけ? しかも、この人、今と同じように相手の目を見ずに、しかも外国人には英語に聞こえない日本語、しゃべって、「これ、ダメっすかねぇ」って、なに考えてるの? 本当に海外の人とコミュニケーション取りたいんだったら、相手に対して敬意を表して話しかけるのが、人としての所作じゃない?!
私がかなり腹を立てていることに気が付いた周りが席替えをしてくれたため、その人との会話はそこで終わりになりましたが、その後、席替えをしてくれた人たちも、その人物と話をし、全員、不愉快になったことは言うまでもありません...。

「海外の人たちとコミュニケーションを取る前に、まず、自分の性格を入れ直してから出直してきなさい!」と本当に言いたくなる出来事でした。


[シーン②]
スタンディングバー系のお店に来ていたおそらく大学生の3人組。
「...それでさぁ、俺、英語、できないけどさぁ、一応、言ってやってみたわけ」
(おい、おい、どこの何様だ?)
「もちろん、なんちゃって英語でさぁ、×××××...」
(あっ、私、全く見ず知らずの人間だけど、マジで、そんな言い方で英語話したわけ?っていうか、その話し方そのものが、相手を完全に馬鹿にしてるよね?)
「そしたらさ、結構、これが通じるわけよ...」
近くの場所で本を読みながら飲んでいたにもかかわらず、つい、耳に入って来たこの会話。ねぇねぇ、いくら、君たちが最高学府のうちの1つの大学に行っているからって、相手を馬鹿にするような態度は止めたほうがいいよねぇ。
このお店に入って、お通し出されて、お財布の中身、心配して、びくびくしながら食べるぐらいだったら、人として他人に敬意を払う心を養ったほうがいいよ...

これらは本当に、極一部のことなのだとは思いますが、ただ、本当にこのようなメンタリティで日本がきちんとグローバル化できるのだろうかという危機感を感じるのは、私だけでしょうか?
日本人であることが、いったい、どれだけ偉いのでしょうか?
世界に出れば、日本もカラードで、決していい待遇を受ける人種ではないのです。 そのことをきちんと認識しているのでしょうか?
または、この反応が引け目の裏返しであれば、話は余計、厄介です。

いずれにしても日本にとって、悲しいことです。
偉大な日本は、既に過去の話であり、今後のグローバル化にとって必要なのは、過去の栄光ではなく、これからの未来において、世界人としての品格を持つことではないでしょうか?
国際人とは英語がペラペラに話せて、TOEICが900点以上取れる人のことを指すと考えているのは日本人だけです。

国際人を目指すのであれば、国を超え、相手の文化に敬意を払い、相手に対して自分が持てる英語力を可能な限り発揮して会話をし、相手の言葉を理解するというのが本筋のように思います。
かなり考えさせられるシーンでした。

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