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OSを載せ替える? 脳はWindowsマシーンと同じ

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さて、8月6日のセミナーは、人数が少なかったこともあり、セミナーの内容は英語だけにとどまらず、日本で広く提唱されている「起承転結」に始まり(「起承転結」については、改めて書こうと思っています)、脳の機能~情報科学の世界にまで一部入り込んだ、かなり内容の濃いものになりました。

その中で、出てきたのが、実際に日本語脳のロジックを英語ロジックの脳に切り替えるとはどういうことなのかという話です。

結論から言うと、日本語脳を英語脳に切り替えるという作業は、WindowsのOSを日本語OSから英語OSに入れ替えるということと同じ作業です。

というと、入れ替えたところで英語が話せるようになるということ?という疑問が起きますが、そういうわけではありません。

ここで言いたいのは、走っているロジックは同じだということです。

(本当に切り替えて使っているのは、既に英語脳と日本語脳ができている人たちです。彼らは状況に応じて使用する脳を切り替えて使っています。だから、話している言語が異なると人格まで変わるわけです)

 

よくよく考えて見てください。

Windowsの日本語OSは、単に英語のロジックでプログラミングされた英語OSの画面表示部分を日本語に置き換えただけで、ロジックに関しては何も手を加えていません。

裏で走っているロジックは英語なんです。

ところが、日本人の悪い癖は、英語と言った途端に、何か別のものが走っているように思うのです。

でも、それは私たちの思い込みです。

日本語OSは英語のロジック上に日本語を載せただけの話なのです。

どのようにアウトプットするか、されるかがポイントになるだけです。

そして後は慣れです。

「私、知ってる、××を」「あっ、気持ち悪いよね、それ」「私、興味ある、面白いからね」etc.という言い方に言い馴れればいいだけの話です。

 

ちょうど、日本に来日した外国人が日本語を勉強して話し始めたころの順番です。

身近にそういう人がいたら、今度、是非、聞き耳を立てて聞いてみてください。

私たちの脳は無意識のうちに、彼らの話している日本語を、日本語のロジックに置き換えて理解していますが、彼らの話し方は英語のロジックそのままです。

それをパクりましょうということです。それにより、英語が話しやすくなります。

私たち日本人は、多くの英単語を知っていますが、必要とする英単語をオーサリングする時に日本語と同じリサーチの仕方をするので、時間がかかってしまうのです。日本語でも主語の次に述語が来ていれば、英語を話そうとしたときに脳は同じように単語を拾ってきます。日本語で英語のロジック脳を使用するとは、この訓練をしているだけの話なのです。

いずれにしろ、脳というコンピュータに何をインストールするかは、私たち次第です。

たまには自分の脳を意識にあげてみるというのもいいかと思います。

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